秋の日のヴィオロンのためいきの

ヴァイオリ二スト井阪美恵のブログ

ニャホニャホタマクロー

比較的暇だと思っていた3月前半でしたが、ナメていた…バーバーとショスタコ

思い返せば昨年の2月、ショスタコ11番と12番のプログラムで練習初日の朝に電話がかかってきて、なんだかよくわからないまま練習場に向かったのが大フィルさんでの初仕事でした。

そう、曲をよく知らなかったので、何とかなると思って「行きます」って言ったものの、電車の中で音源聴いて卒倒しそうになりました。それでも練習3日目には弾けるようになっていたので、今回の2番と3番は短いし、バーバーもピアノコンチェルトの伴奏だし、そんなに大変じゃないだろうと思っていたのが大きな間違いでした。

ショスタコ2&3番は意味不明なほど高い音と跳躍、とにかくわざと弾きにくいように書いたとしか思えないくらいの弾きにくさ。しかも合ってるのかずれてるのかわからない謎な2ページ…

そして極めつけはバーバーのピアノコンチェルトでした。何この難しさ...

こんなゲテモノなピアノコンチェルト、弾けるソリストすごいなと思ったら、モーツァルテウムの人でした。まだ23歳のイタリアとロシアのハーフです。

この曲の3楽章がどうしてもトリビアの泉で昔流れてたニャホニャホタマクローにしか聞こえない、と色んな人に言ったのですが、あまり通じなかったので楽譜と動画を貼っておきます。

まずはバーバー。

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19min55sec.あたりから3楽章です。

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そしてニャホニャホタマクロー

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最初のリズムもさることながら、途中のオリエンタルな雰囲気もすごく似てる気が…

なんかいつもこういうくだらないことを考えて楽しんでいます。

パーティー

アンサンブル神戸でお世話になっているチェリストさんのお宅で、カルテットのリハーサル&パーティーでした。どちらかというとリハーサルよりパーティーの方が気合が入っていたのは気のせいだろうか。.

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ワインもたくさん飲み

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美味しいものをたくさん食べ・・・

胃も心も満たされたことは言うまでもありません。

らんなさん、メンバーの皆様、ありがとうございました。

翌日からはバーバーとショスタコの鬼プログラム。

束の間の現実逃避でした。

 

バルセロナ在住の千晶とのデュオ

一日挟んで2月最後の日は、島千晶ちゃんとの自主企画コンサート。

これです。頭文字がBから始まる作曲家を集めたコンサートです。

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フランスからスペインに渡り、更にラテン色が増してきている千晶を大人しくさせるのに苦労しましたが、結局コンサート中は、私、トークしゃべりすぎでした。

千晶は借りてきた猫状態で大人しいので、ひたすら曲解説もろもろ私が一人でしゃべり倒しました。
そして、バタバタしすぎていて、コンサートの写真がありません・・・

なので、打ち上げの様子を載せます。

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私はかなり飲む方ですが、彼女はあまり飲めません。

2月は本当によく働いたので(全部で11公演!)、東京最後の1泊だけ素敵なホテルに泊まりました。

朝食のレストランが客室より低い階にある上に、3000円以上もするビュッフェ(朝からそんなに食べられない)だったので、レストランには行かずにルームサービスを頼みました。ルームサービスの方が多少安かったうえに、部屋の中なので呑気に食べられて、絶対こっちのほうがお得だよ、と思いました。

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この日はのんびりと東京をうろうろしました。

夕方からは、藝大の院を終了したばかりのピアニストの友達とぎんざしっくすとかいう、水玉模様のかぽちゃが宙に浮いている商業施設に行きました。

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そして、夕方からワイン。

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この1週間の滞在中お世話になったクララちゃんとご家族、癒しの猫そらちゃん
練習場所を提供してくださった桐朋の某ピアノ科教授、可愛い犬の犬太くん
素敵な時間を提供してくださったサロンみぎわの畠中さんご夫妻
美味しすぎるごはんでもてなしてくださった某ピアニスト&フルーティストご夫妻
いつも夫婦漫才と美味しいごはんでもてなしてくださる某チェリストご夫妻
そして島村楽器の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。