ガトーフェスタハラダ&狭山でのコンサート
・ガトーフェスタハラダ
美味しいラスクで有名な、ガトーフェスタハラダ本社で演奏させていただきました。
大理石ピカピカのホールにスタインウェイ。
ここで2日間、ピアニストの吉田日実子ちゃんとじっくりリハーサル。
なんだか初めて一緒に弾くとは思えないくらい、スムーズで楽しいリハーサルでした。
本番も、会社のみなさまと日実子ちゃんのご家族、そして温かいお客様に支えられて、とても気持ちよく弾かせて頂きました!
あまりに楽しい滞在だったので、帰るのが悲しかったです...
素敵な機会を頂けて、本当に嬉しかったです。
・狭山市でのコンサート
高崎から戻り、次のコンサートは大阪狭山市で、無伴奏、デュオ、トリオのコンサートでした。1000人以上のキャパシティーのホールで無伴奏を弾くのは快感でした!
9月後半は、室内楽、いずみシンフォニエッタ大阪、リサイタル東京公演と逗子でのサロンコンサートなどなど...とっても盛りだくさんだったので、また次の記事に書こうと思います!
旅と映画の話
9月もたくさん旅してきました。
ちょっとだけ、旅芸人の気持ちが分かった気がします。
旅芸人といえば、子どもの頃に『道』という映画を見てすごく泣いたのを思い出します。なんとも言いようのない映画でした。かなりひどい話です。ヨーロッパ映画によくある、全くハッピーエンドではない映画です。でも、私の場合は暗い映画の方が記憶に残ります。
後味の悪い映画といえば、通っていた小学校で見せられた『あゝ野麦峠』(これで大竹しのぶさんのファンになった)や、中学生の頃ハマったフランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』や『隣の女』、ジョン・マルコヴィッチの演技が天才的すぎる『二十日鼠と人間』とか色々...挙げたらキリがないけれど、どれも好きな映画です。
話を戻しますが、9月初めに博多から戻り、1日空けて今度は熊本と長崎に行ってきました。
初めての熊本と長崎。
まずは熊本で黒にんにく入りとんこつラーメン。
熊本には少ししか滞在出来ず、1回の本番を終えてそのまま海を渡って長崎県へ。
長崎では2つの本番があり、
長崎皿うどんを食べ
こんな綺麗な景色を眺めて
帰路につきました。
仕事で行く時ってそんなに下調べをしないので、ガイドブックも見ないし、観光サイトも見ないので、見たことのない風景ばかりで感動します。
九州のあとは群馬県高崎市で素敵なコンサートに出演させていただきました。
それはまた次回♪
旅とごはんの記録
8月は、たくさんの旅をしてきました。
オーケストラやソロのコンサートなど、たくさんの土地で演奏させていただきました。
いつも、ヴァイオリンと小さめのスーツケースと大きな鞄を持って移動します。
まず、最初に向かったのは四国。
この写真は高速バスに乗って移動中に、玉ねぎの島で撮りました。
そして本番の前に、讃岐うどん。
翌日は1日空いたので岡山に寄り道してきました。
観光する時間はほとんどなかったのですが、早起きして少し散歩をし、
高級な白桃のジュースも飲んで、とりあえず岡山のミッション完了。
この白桃のジュース、信じられないくらい美味しかったです。
次の日は鳥取に移動して、オーケストラの公演でした。
夜はホテルの部屋で「鳥取に乾杯」。
翌日は高速バスで大阪に移動して、プライベートのコンサートで弾き、コンサートのあとはお決まりのビール・・・淀屋橋にあるお気に入りのお店です。
その後、大阪で2つの公演を終えて次に向かったのは福岡。
福岡でもあまり観光する時間がなかったのですが、タクシーの運転手さんの解説を聞きながら町を眺めていました。
この建物は、東京駅や大阪の中之島公会堂の建築をされた辰野金吾さんの作品。
夜は同じお仕事で来ていた友人たちととんこつラーメンを食べに行きました!
博多といえばやっぱりラーメンということで、久しぶりにラーメン屋さんです。
そしてこの美しいホールで本番の後は
おいしいごはん。
とても新鮮な鳥刺しと、凝った焼き鳥の食べられるお店でした。
8月の旅行はこれにて終了。
とにかく乗り物に乗っているか、食べてるか、弾いてるかの毎日でした。
3日後にはまた九州に行ったのですが、それはまた次回!
芦屋クラシカ
7月最後のコンサートは、芦屋の会員制音楽サロン『クラシカ』でのデュオリサイタルでした。ピアノは京都フランス音楽アカデミーでヴァイオリンクラスのコレペティをされていた水垣直子さん✨
バッハの無伴奏ソナタ第1番、モーツァルトのK.454、フランクのソナタ、最後にショーソンのポエム、アンコールはチャイコフスキーのワルツ・スケルツォを演奏しました。
反省点が山積みですが...コンサートを重ねていく中で、毎回何かを発見して、少しづつでも成長し続けたいです。
次回のリサイタルは、9月24日に東京の旧園田高弘邸、10月28日に京都のバロックザールで(公財)青山財団助成公演のリサイタルです。
こちらもとても凝った選曲になっているので、ぜひお越しいただければと思います!
オーケストラ
7月後半は、大阪フィルさんにお邪魔していました。
まずは神戸でコンチェルト3曲の伴奏。
コンサート後半にドヴォルザークのチェロコンチェルトを演奏された宮田大さんは、高校の1つ上の学年の先輩です。この日も本当に本当に、素晴らしい演奏でした。
1つ上の学年はものすごいスターが揃っている学年でした。
そんな人たちを間近で見て勉強できたのはラッキーだと思います。
翌週からは、人生初のマーラー!
マーラーはあまり自分から積極的に聴くこともなく、たぶん無意識に避けてきた作曲家だったと思います。一度パリで、ジョン・ノイマイヤーが振付をした交響曲3番をオペラ座で見たのですが、いまいち好きになれず...
演奏に1時間半近くかかる6番。譜読みの段階で既にかなり憂鬱になっていたのですが、リハーサルが進むにつれてジワジワと良さがわかってきました。
マーラーの曲はなぜこんなに長いんだろう?といつも思っていましたが、下界から離れてその世界観に浸るという一種のストレス解消というか現実逃避には、このくらいの長さが必要なのかもしれないです。足裏マッサージが45分じゃあっという間で物足りないのと似ているような、似ていないような。
そして何よりも、指揮者のインバルさんが素敵でした。お人柄の良さが遠赤外線のようにじわじわと伝わってくる感じでした。
ヴァイオリンのレパートリーでは触れられない作曲家の作品を弾いたり、素晴らしい指揮者の下で音楽ができたり、オーケストラでは沢山の発見があって、とても勉強になっています。