3か月ぶりの更新です!
ブログを3か月以上放置していて、気が付いたら2018年になっていました。
あけましておめでとうございます!
昨年は帰国2年目になり、ありがたいことに80公演近いコンサートに出演させていただき(6割くらいはオーケストラ)、本当に沢山のことを学ぶことが出来ました。仕事をくださった皆様、コンサートにおいで下さった皆様、共演者の皆様、本当に有難うございました。反省点も多々ありますが、少しずつ、一歩ずつ、確実に改善していけるようにしたいです。
昨年秋以降のコンサートについて書きたいことが本当に沢山あるのですが、なんせ3か月分なので...手帳を見ながらささっと振り返りたいと思います。
9月24日 リサイタル@自由が丘
前日のいずみシンフォニエッタ終演後、ちゃっかりパーティーのケータリングで腹ごしらえを済ませ、友達に頼まれていた551の豚まん(チルド)を買って横浜へ。声楽科の友人特製の激うまアヒージョ&肉まんで乾杯し、24日は自由が丘でピアノの南部由貴ちゃんとリサイタルでした。
ドビュッシーのソナタ、フォーレのソナタ2番(2番ですよ!)、プロコフィエフのソナタ1番という、第一次世界大戦中に書かれた2作品と、第二次世界大戦中に書かれた作品で構成したプログラムでした。ものすごく持久力のいるプログラムでへとへとになりました。それでもとても素敵な会場で、拘りのプログラムを演奏でき、お客さんも沢山来ていただけて良かったです。高校卒業以来14年ぶりくらいに再会できた同級生もいて、本当に楽しい一日でした。
9月30日 リサイタル@逗子
前日に神奈川入りし、尊敬するチェリストご夫婦のお宅にお邪魔してラピュタを見ながらひたすらツッコミを入れまくる謎の夜を過ごし、翌日は逗子でサロンコンサートでした。
ドビュッシー、バッハの無伴奏、プロコフィエフのソナタを弾いてきました。
アットホームでとてもお洒落で知的な空間。とても素敵な方々に囲まれて、美味しい手作りケーキやシャンパン、キッシュなどのお料理も頂いて、ヨーロッパにいるような不思議な感覚になりました。こんなに素敵なサロンコンサート、なかなかないと思います。あまりに楽しすぎて帰りたくない感じでしたが、翌日から大阪→九州の仕事があるので泣く泣く帰京(京都の京)。
10月1日~4日&9日~13日 ツアー@九州
10月は2回も九州に行きました。1回目は福岡県と熊本県でした。
一番印象に残ったのは、上天草の風景。トトロの世界に来た感じでした。
2回目も熊本に行きました。
初めて熊本市内に滞在し、熊本城にも行きました。
10月15日 ティータイムコンサート@ポキンズ
温泉仲間であるヴァイオリンの古川葵ちゃん(幼馴染)、ピアノの佐渡春菜ちゃんと、フレンチレストラン「ポキンズ」でライヴをしました。私の編曲したもの、謎のロシア人の編曲の無駄に派手で難しいヴィヴァルディなど、変なものをたくさん弾いて楽しみました。まかないもいつも美味しいです!
3人で写真撮りたかったのに、佐渡春菜が先に仕事で帰ってしまったので、遠足に参加できなかった子みたいな写真に。なにはともあれ、この人たちといると、笑いが絶えなさ過ぎて腹筋が鍛えられます。
10月19、20日 大阪フィル定期
10月の大フィル定期演奏会は、チェコの巨匠ラドミル・エリシュカさんの最後の来日という、とても特別な コンサートでした。とてもとても細かいリハーサルに、エリシュカおじいちゃんと通訳さんの絶妙なコント...ではなく絶妙なやり取り、リハーサルがいつもあっという間でした。
ドヴォルザークの伝説曲、テ・デウム、交響曲第6番というわりとマイナーなプログラムでしたが、2日目の本番が終わった時には、思わず涙が出そうになりました。本当に素敵な思い出になりました。
10月28日 デュオリサイタル@バロックザール(公財)青山財団助成公演
いつか演奏してみたいと思っていたバロックザールでのリサイタルでした。プログラムは東京と同じ、ドビュッシー、フォーレの2番、プロコフィエフ1番、ピアノはもちろん南部由貴ちゃん。
この日まで、とにかく色々な仕事の合間を縫って(主に夜中に)少しずつ練習し、必死のパッチで挑みました。学生時代と違い、月に10公演前後のコンサートに追われながらのリサイタルの準備は想像以上の大変さでした。
それでも沢山のお客様にご来場いただき、特にプロコフィエフが好評だったのが嬉しかったです。
こういう緊張感のある本番を重ねることが大切だと思いました。
リサイタルが一段落し、11月初めには牡丹鍋を食べに丹波篠山まで行っていました!
京都市内から北西に走ること2時間(友達の運転)。青空と紅葉し始めた山の風景の中に、柿の実のオレンジ色が映えること!そして人生初の牡丹鍋。お肉も、味噌のお出汁も、天魚も、〆のご飯も、何もかも美味しすぎました。
11月と12月はオーケストラの本番ラッシュで、11プログラム17公演という譜読み地獄。それでも毎回楽しい本番が多く、特に尾高先生と大フィルの定期演奏会(モーツァルト)と12月の第九が心に残りました。
今年も沢山のことに挑戦していきたいと思います!
(今月半ばには、パリに古楽器のレッスンを受けに行ってきます!)
本年もどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m
ルドルフ・ブッフビンダーといずみシンフォニエッタ
高崎での楽しい本番を終えて大阪に戻り、とてもとても楽しみにしていたルドルフ・ブッフビンダーさんといずみシンフォニエッタの『ウィーンムジークフェスト2017』のリハーサルが始まりました!
プログラム前半はベートーヴェンのピアノ協奏曲第一番、後半はトリプルコンチェルト。オール・ベートーヴェンです。
初日の練習ではウィーンフィルの首席チェロ奏者であるタマーシュ・ヴァルガさんが、素晴らしいリーダーシップでオーケストラを引っ張ってくださいました。
2日目から弾き振りのブッフビンダーさんと、トリプルコンチェルトでヴァイオリンのソリストを務められる小栗まち絵先生が加わり、とても濃い濃いリハーサルに。小栗先生の、キラキラと明るい真っ直ぐな音が素敵で、目標にしたいヴァイオリニストがまた一人増えました。
ブッフビンダーさんの演奏は、まるで何かを話すような、ものすごく自然で優しい音楽で、ピアノを「弾いている」という感じが全くなく、魔法そのものでした...何時間でもずーーーっと聴いていたい、と思う演奏って滅多に出会えないですし、同じ空間で弾かせて頂けて感激でした。
この感動、なかなか文章では伝えられないので、みなさま是非ブッフビンダーさんのコンサートに足を運んでみていただけたらと思います!(時々来日されます。)
ガトーフェスタハラダ&狭山でのコンサート
・ガトーフェスタハラダ
美味しいラスクで有名な、ガトーフェスタハラダ本社で演奏させていただきました。
大理石ピカピカのホールにスタインウェイ。
ここで2日間、ピアニストの吉田日実子ちゃんとじっくりリハーサル。
なんだか初めて一緒に弾くとは思えないくらい、スムーズで楽しいリハーサルでした。
本番も、会社のみなさまと日実子ちゃんのご家族、そして温かいお客様に支えられて、とても気持ちよく弾かせて頂きました!
あまりに楽しい滞在だったので、帰るのが悲しかったです...
素敵な機会を頂けて、本当に嬉しかったです。
・狭山市でのコンサート
高崎から戻り、次のコンサートは大阪狭山市で、無伴奏、デュオ、トリオのコンサートでした。1000人以上のキャパシティーのホールで無伴奏を弾くのは快感でした!
9月後半は、室内楽、いずみシンフォニエッタ大阪、リサイタル東京公演と逗子でのサロンコンサートなどなど...とっても盛りだくさんだったので、また次の記事に書こうと思います!
旅と映画の話
9月もたくさん旅してきました。
ちょっとだけ、旅芸人の気持ちが分かった気がします。
旅芸人といえば、子どもの頃に『道』という映画を見てすごく泣いたのを思い出します。なんとも言いようのない映画でした。かなりひどい話です。ヨーロッパ映画によくある、全くハッピーエンドではない映画です。でも、私の場合は暗い映画の方が記憶に残ります。
後味の悪い映画といえば、通っていた小学校で見せられた『あゝ野麦峠』(これで大竹しのぶさんのファンになった)や、中学生の頃ハマったフランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』や『隣の女』、ジョン・マルコヴィッチの演技が天才的すぎる『二十日鼠と人間』とか色々...挙げたらキリがないけれど、どれも好きな映画です。
話を戻しますが、9月初めに博多から戻り、1日空けて今度は熊本と長崎に行ってきました。
初めての熊本と長崎。
まずは熊本で黒にんにく入りとんこつラーメン。
熊本には少ししか滞在出来ず、1回の本番を終えてそのまま海を渡って長崎県へ。
長崎では2つの本番があり、
長崎皿うどんを食べ
こんな綺麗な景色を眺めて
帰路につきました。
仕事で行く時ってそんなに下調べをしないので、ガイドブックも見ないし、観光サイトも見ないので、見たことのない風景ばかりで感動します。
九州のあとは群馬県高崎市で素敵なコンサートに出演させていただきました。
それはまた次回♪
旅とごはんの記録
8月は、たくさんの旅をしてきました。
オーケストラやソロのコンサートなど、たくさんの土地で演奏させていただきました。
いつも、ヴァイオリンと小さめのスーツケースと大きな鞄を持って移動します。
まず、最初に向かったのは四国。
この写真は高速バスに乗って移動中に、玉ねぎの島で撮りました。
そして本番の前に、讃岐うどん。
翌日は1日空いたので岡山に寄り道してきました。
観光する時間はほとんどなかったのですが、早起きして少し散歩をし、
高級な白桃のジュースも飲んで、とりあえず岡山のミッション完了。
この白桃のジュース、信じられないくらい美味しかったです。
次の日は鳥取に移動して、オーケストラの公演でした。
夜はホテルの部屋で「鳥取に乾杯」。
翌日は高速バスで大阪に移動して、プライベートのコンサートで弾き、コンサートのあとはお決まりのビール・・・淀屋橋にあるお気に入りのお店です。
その後、大阪で2つの公演を終えて次に向かったのは福岡。
福岡でもあまり観光する時間がなかったのですが、タクシーの運転手さんの解説を聞きながら町を眺めていました。
この建物は、東京駅や大阪の中之島公会堂の建築をされた辰野金吾さんの作品。
夜は同じお仕事で来ていた友人たちととんこつラーメンを食べに行きました!
博多といえばやっぱりラーメンということで、久しぶりにラーメン屋さんです。
そしてこの美しいホールで本番の後は
おいしいごはん。
とても新鮮な鳥刺しと、凝った焼き鳥の食べられるお店でした。
8月の旅行はこれにて終了。
とにかく乗り物に乗っているか、食べてるか、弾いてるかの毎日でした。
3日後にはまた九州に行ったのですが、それはまた次回!