秋の日のヴィオロンのためいきの

ヴァイオリ二スト井阪美恵のブログ

ポジティブとネガティブについて思うこと🐰

今日は、珍しく心のうちを少し。

コロナウイルスで世の中がひっくり返りそうになっている今、いろんな人のいろんな言葉を耳にしたり目にして思うことがあります。

よく、批判ばっかりするのは...と言う人がいるけれど、批判するべき内容の場合は批判した方が良いと思うのです。
どんな物事でも、より良くするには今ある問題点を見つけなければ始まらない。
これまで、それなりに頑張って楽器に取り組んでる生徒たちを見てきたけれど、上達する人は常に「ここが納得いかない」、「ここが綺麗じゃない」、「もっと音程良くしたい」、「もっと良い音があるはず」、「今のままで満足できない」という一見ネガティブ思考な人たち。
逆に、「私まあまあできてると思う!」「注意されるより良いところを褒めてほしい!」「ここは良くできたから満足!」という自己満足ポジティブな人は、残念ながら全く伸びないです。(ヴァイオリンの場合特に。)
悪いところに目が行く人ほど悪いところが減るし、細かいことが気になる人ほど綿密で繊細な演奏が出来るようになる。
日常でも、問題点によく気付く人は色んな面でどんどん成長していく。
最近思うのは、「欠点を直すのが楽しい♥️」というのが本物のポジティブで、「欠点なんて見たくない聞きたくない知りたくない、今幸せ、現状で満足!」っていうのは究極のネガティヴなんじゃないかと...

そんなことを思った週末です。