映画の話
今日は武満徹の映画音楽(ドラマの曲も)とジョン・ウィリアムズの映画音楽のコンサートでした。
武満さんの映画音楽は初めて聴くものばかり。私が生まれるより前の映画やドラマです。黒澤明の映画の曲もありました。黒澤映画はフランス人からDVDを半ば強制的に貸し出されて、『羅生門』などいくつか見たことがあって、ゴダールの映画を見たときのような後味の悪さが好きでした。
ウィリアムズの方はハリーポッター以外は全部スピルバーグの映画だったようです。実はハリーポッターもスピルバーグの映画もマトモに見たことがないので、今度ちゃんと見てみようと思いました。
特に『未知との遭遇』。なんと、フランス映画の巨匠フランソワ・トリュフォーが役者として出ているらしいのです。トリュフォーの映画は、『突然炎のごとく』(原題:ジュールとジム)、『日曜日が待ち遠しい!』、『アデルの恋の物語』、『隣の女』、『終電車』等、沢山見ています。
高校の頃ジェラール・ドパルデューが好きでフランス映画を見始めたのがきっかけで、ジャンヌ・モローにとりつかれ、ファニー・アルダンにはまり、イザベル・アジャーニに憧れ...と、どっぷりフランス映画に浸かっていました。
そして、映画監督が役者として出演しているもので印象に残っている作品があります。ニューシネマパラダイスで有名なジュゼッペ・トルナトーレの『記憶の扉』という映画に、ロマン・ポランスキーが役者として出ていました。ドパルデューとポランスキーの二人芝居という、ものすごく地味な映画で、音楽はモリコーネ。
あと、ヴァイオリニストのギトリスがインチキ魔術師役で映画に出ていたのも面白かったです。トリュフォーの『アデルの恋の物語』という映画で、ノートルダム・ドゥ・パリやレ・ミゼラブルの作者ヴィクトル・ユーゴーの娘の話です。例にもれず、後味の悪すぎる映画です。アジャーニが綺麗すぎて、それだけで最後まで見てしまう感じです。
話が飛びますが、イチローが犯人役やってたドラマも好きです。古畑任三郎のシリーズです。
久しぶりに映画について色んな感情が蘇ってきました。
今まで見た映画で、とてもとても心に残っている映画が幾つかあります。
ローランド・ジョフィ監督の『ミッション』、ゲイリー・シニーズとジョン・マルコヴィッチ主演の『二十日鼠と人間』、ドパルデューとアジャーニが主演の『カミーユ・クローデル』。あと、フランスのテレビドラマで6時間にも及ぶ大作だったジョゼ・ダヤン監督の『レ・ミゼラブル』。
高校の頃は、学校の授業にレッスンに練習に、一人暮らしだったので家事もまあそれなりにしていて、いつこんなに映画を見る時間があったのか謎ですが、とにかく信じられないくらい沢山のフランス映画とイギリス映画を見ていました。また映画を見たい気分になったコンサートでした。
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【コンサート情報】
Mie Isaka & Chiaki Shima Duo Recital vol.1
Bach, Beethoven, Busoni, Bartok...
バッハ、ベートーヴェン、ブゾーニ、バルトーク...
名前が「B」から始まる作曲家の作品を集めたコンサート
アットホームなサロンで、トークも頑張ります!
水曜日の夜ですが、お仕事が早く終わった!なんてことが
2018年2月28日(水)19:00開演(18:00
会場 シンフォニーサロン2階 スタインウェイホール(東京)
門前仲町駅(地下鉄東西線・大江戸線)から徒歩約3分
全席自由 前売3000円 当日3500円
◆ご予約はこちらから!
~プログラム~
ベートーヴェン:ロマンス第2番 へ長調 作品50
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ (ピアノソロ)
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番 へ長調 作品24
バルトーク:6つのルーマニア民族舞曲
井阪美恵(ヴァイオリン)
島千晶(ピアノ)