秋の日のヴィオロンのためいきのなんとか

ヴァイオリ二スト井阪美恵のブログ。ほぼ1か月ごと更新。

7月のお話

帰国以来、日本で過ごす2回目の夏がやってきました。

暑い。の一言に尽きます。

そんな中、1年ぶりに楽器を持たない旅行をしてきました。

京の奥座敷、亀岡の湯の花温泉です。

宿の敷地内にある農園でほうずきトマトというのを食べました。ほうずきの中の大きな実を食べるのですが、梨のような味でした。

自然の中にいると、とてもほっとします。自分が動物で、単なる哺乳類の一種だということを再確認。

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そして今月は久しぶりに、このメンバー(フルートの山本純子さんとピアノの西岡仁美さん)でトリオのお仕事がありました。私がこの編成用に編曲したフィガロの結婚序曲、ヴェニスの謝肉祭、ニューシネマパラダイスのメドレーなども演奏しました。

https://www.instagram.com/p/BWsITxZgw5g/

そして、トリオの名前も付けました。Trio Rue de Madrid.「マドリッド通り」という意味で、私たちが出会ったパリ8区の通りの名前です。

パリには面白い名前のついた通りがたくさんあります。町の名前や有名人の名前が多いですが、Rue du Chat-qui-Pêche(魚釣りをする猫通り)とかいう可愛い名前の通りもあります。

久しぶりにヨーロッパに行きたい。

 

そして翌日は神戸でコンチェルト3曲の伴奏でした。

後半にドヴォルザークのチェロコンチェルトを演奏された宮田大さんは、高校の1つ上の学年の先輩。この日も本当に本当に、素晴らしい演奏でした。

1つ上の学年はあまりにもスター揃いで、私たちはいつも萎縮というか、諦めというか、複雑な心境で高校時代を過ごした気がします。楽しかったけれど。

 

その翌週からは、人生初のマーラー

マーラーはあまり自分から積極的に聴くこともなく、たぶん無意識に避けてきた作曲家だったと思います。一度パリで、ジョン・ノイマイヤーが振付をした交響曲3番をオペラ座で見たのですが、いまいち好きになれず...

演奏に1時間半近くかかる6番。譜読みの段階で既にかなり憂鬱になっていたのですが、リハーサルが進むにつれてジワジワと良さがわかってきました。

マーラーの曲はなぜこんなに長いんだろう?といつも思っていましたが、下界から離れてその世界観に浸るという一種のストレス解消というか現実逃避には、このくらいの長さが必要なのかもしれないです。足裏マッサージが45分じゃあっという間で物足りないのと似ているような、似ていないような。

そして何よりも、指揮者のインバルさんが素敵でした。お人柄の良さが遠赤外線のようにじわじわと伝わってくる感じでした。

 

そして月末は、ずっと楽しみにしていた芦屋でのリサイタル!

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毎度おなじみの、重量級プログラムです!笑

ほぼ満員のお客様に囲まれて、会場のオーナーご夫妻、スタッフの方々の細やかなお心遣いがあって、本当に気持ちよく演奏できました。

そして共演してくださったピアニストの水垣直子さん、もう本当に安定感抜群、センス抜群、リハーサルもほぼ言葉が必要ないスムーズさ。ここ、こういくよね?あ、そうくるか!というのを弾きながらできる楽しさ…とてもとても幸せな時間を過ごしました。

 

次の大きなリサイタルは

9月24日(日)東京

10月28日(土)京都(公財)青山財団助成公演です。

詳細はこちらよりご覧いただけます⇒ 

https://www.mieisaka.com/duorecital

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さて、8月、9月はツアーがたくさんあります。

(そのぶん譜読みも沢山あります...)

 

まだまだ暑い日が続きそうですが、みなさまもお身体にお気をつけてお過ごしください。